エッジコンピューティングとIoTが切り開く新しい街の情報インフラ
なぜスマートコミュニティとエッジコンピューティング?
エッジコンピューティングは、クラウドよりもユーザに近いため低遅延なのでしょうか?そして効率がよいのでしょうか?それとも、エッジコンピューティングは通信遅延しか稼げず、クラウドのほうが計算遅延が短いため、総合的には効率はクラウドのほうが上でしょうか?このような観点では、エッジコンピューティングのメリットは極めて限定的となります。
エッジやフォグコンピューティングはサービス提供場所の候補を増やし、その適材適所利用や、その存在を隠してサービスを行うなどの新たな機能提供場所・機会を増やします。この点でエッジコンピューティングはメリットが高いと言えます。そこで、西研究室ではエッジコンピューティングに基づいた情報インフラの開発を進めています。
- 通信センサ(情報の中間搾取)、アドオン(情報の偽造・変造)できる禁じ手
- 「ネットワーク透明性」 IoT端末に何ら変更なく、途中で処理したことを感じさせない
- 「完全性」クラウドなどエンドホストではないので全通信が見える
- 「位置自在性」どこでもサービスを提供できる
- 「透明アドオン」ネットワーク途中でステルスに非力なIoTの機能や安全性を拡張
- 具体的なサービス例
- 「情報のカプセル化」外に出る個人情報をエッジで匿名化し情報を地域に固定
- 「情報のカラーリング」匿名化情報に電子透かしをエッジで入れて安全性を向上
- 「セキュリティ拡張」IoTに対してセキュリティをエッジで追加
- 「透明負荷分散」クライアントに何も拡張を施さずに自動で負荷分散